胡蝶蘭が御祝で送られてきました。その後あなたはどの様にお手入れしていますか、胡蝶蘭はお手入れ次第で何度も花を咲かせます。
胡蝶蘭のお手入れにはちょっとしたコツがあります。
慣れるまでは大変ですが、コツさえ掴めば後は簡単です。
ここでは個人で購入した、あるいは御祝などで頂いた胡蝶蘭を、長生きさせる方法をご説明いたします。
胡蝶蘭の花は、1ヶ月以上にわたって楽しむことができます。また、花によって開花時期がずれることを考慮すると、最後の花が散るまで3ヶ月ほど楽しめる場合もあります。
胡蝶蘭は、花が散ったり落ちたりしても、枯れてしまうわけではありません。根腐れしたり、病気にかかったりしない限り、何度でも花を咲かせることができ、その寿命は50年以上とも言われています。
胡蝶蘭は1ヶ月以上にわたって楽しむことが可能です。また、育てる環境によっては最後の花が終わるまで、長期間楽しめる場合もあります。
胡蝶蘭は、根腐れ、病気(ほとんどない)にかからない限りは何度でも花を咲かせます。寿命は50年と言われていますが、ご家庭で育てた場合、平均的な寿命は10年くらいになります。
胡蝶蘭はこの様な事からも長寿の証として、さまざまな御祝ごとに使われます。
胡蝶蘭とは熱帯雨林などで、成長の際に他の植物に絡んで生息する着生蘭を鑑賞用に品種改良したものです。蘭にも色々ありますが、ここでは更に胡蝶蘭についてご説明いたします。
水やり以外でも、胡蝶蘭を長生きさせるに為に、置き場所はとても重要な要素です。
★温度は最低15℃を保てるように
胡蝶蘭の置き場所の温度ですが、15℃近辺を保つのが理想です。
寒暖差の激しい場所は、絶対に避けて下さい。10度の寒暖差があると胡蝶蘭はかなりのストレスを受けます。
★風通しも重要です。
胡蝶蘭の置き場所は風通しを良くして、常に綺麗な空気に触れさせましょう。
部屋の角などは、空気が溜まりやすく胡蝶蘭も快適ではありません。
サーキュレーターなどで部屋の空気を回してあげるのも、一つの方法です。
その際には、胡蝶蘭には直接風を当てないで下さい。
★直射日光は必要ない。
胡蝶蘭への直射日光は避けてください。葉が変色して溶けてしまう事もあります。葉が変色した場合は早急にその葉を取ってください。そのままの状態にすると、葉が溶け出し、胡蝶蘭の株元にダメージが加わります。
胡蝶蘭は明るい部屋であれば、基本問題ありません。
★その他の気を付けたい胡蝶蘭設置場所
胡蝶蘭のある場所(花中央のめしべ)に虫などが触れると花が終わってしまいます。胡蝶蘭の中央には花粉塊(かふんかい)と呼ばれる花粉の塊が存在し、そこに虫などが触れた場合、胡蝶蘭が受粉をしたと思い数日後に萎んでしまいます。
そのためにもできれば、虫などが飛ばない環境に、胡蝶蘭を置いてあげるのが良いでしょう。
ここまでで、基本的な胡蝶蘭のお手入れ方法が理解できたと思います。しかしまだ季節によって若干手入れが変わります。
もう少しこちらをご説明しましょう。
★春になったら
春は胡蝶蘭にとって植え替えに最適の時季です。植え替えが必要な時はこの時季を選びましょう。春と言っても最近の春は短いし、ない?場合も。そんな春を感じるのが難しい今日この頃、目安としては気温が数日安定してきたらそこがタイミング。
胡蝶蘭は、大きな変化を嫌います。環境しかり、とにかく変化の無い一定の状況、タイミングを選びましょう。
★夏になったら
初夏には液体肥料を与えてあげましょう。そして、梅雨頃には湿度にも気をつけましょう胡蝶蘭に湿度は大敵。除湿機などで、カラッとしたお部屋にしましょう。またエアコン使用の場合は、寒暖の差に気をつけて!!
点けたり消したりする場合は必ず寒暖差5℃まで、10度を超える寒暖差は胡蝶蘭にかなりのストレスをあたえます。
★秋になったら
湿度、温度が変わってきます。空気も乾燥しやすくなり寒暖差にも気を付けましょう。水やりのタイミングも徐々に狭めていきましょう。
★冬になったら
冬場は水やりを控えめにしましょう。それでも湿度も低く乾燥がちなので、2週間に1回はあげましょう。
胡蝶蘭の花が終わったら、株元から数えて、4.5節目の節の上を斜めにカットして下さい。そして、上記の環境で育てれば、2.3か月で花目が出てきます。水やりよりも、温度が一定であると、花目が早く上がってきます。
これまでご説明した方法で胡蝶蘭を管理すれば、大概は育てられます。コツさえ掴めば胡蝶蘭はかなり簡単、手間いらずの植物です。
御祝などで頂いて終わってしまった胡蝶蘭など、機会があったらぜひ試してみて下さい。